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こんにちは(^_^)
アラフォーでオヤカタ(親の家の片付け)を始めたパピンです。
随分と前に購入したのに、しばらく積ん読状態になっていたこちらの本をようやく読了しました。

前半は整理収納アドバイザーEmiさんのご実家の片付けについて書かれていますが、後半にはEmiさん以外の方の実家片付け事例やアンケート回答者の体験談なども掲載されており、色々な視点から実家の片付けを垣間見ることができる一冊です。
実家片づけ本ブックレビュー第三弾!今日はこの本をご紹介したいと思います♪
※過去にご紹介した本はこちら↓
このひとことがグッとくる
表紙をめくった折り返し部分に、いきなりの名言が書かれています。
「実家の片づけは、生前整理や、物を捨てようと押し付けることではなく、これからの親の人生をもっと楽しく前向きに暮らせるよう整えること。」
そうですよね。
そうありたいと私も思います。
私は、母の病がきっかけで実家の片づけを始めましたが、当初は体を動かせなくなってしまった母がいかに暮らしやすい部屋になるかを念頭に方づけを始めました。
結果的に今は同居という形になりましたが、この想いは今も持っています。
実家といえど両親の家。
一緒に暮らしているとはいえ、やはり家の主体は両親だと感じています。
両親と別居、かつ両親が健康という方に参考になる本
さて、実家の片づけとひとくくり言っても各ご家庭で事情は様々です。
Emiさんのご両親は昭和30年生まれ。
60代で共に自営業のお仕事を週6日フルタイムでされています。
ご実家の片付けのきっかけはお母様の入院だったと書かれていますが、現在はお元気な様子。
まだまだ、ご両親自身が家の片づけの中心になって動ける状態なのです。
(我が家とは真逆)
だからこそ、タイトルにあるように「親に寄り添う」という形を取られたのだと思います。
困った時に手をさしのべる、押し付けではなく提案する・・・
ソフトな切り口の片づけ指南書です。
また、Emiさんとご両親は別居しているため、遠方からでも手伝ってあげられる方法などに関しては、ご実家が自宅から遠くて片付けが大変・・・という方の参考になると感じました。
遠隔操作で片づけができるというのは、両親の健康な体があってこその利点です。
やはり一朝一夕ではいかない実家の片づけ
ご両親もお若くて、新しい考え方も柔軟に受け入れられるような様子だと、さぞEmiさんのご実家は早々に片付いたのだろう・・・
と思ったら、なんと、この本ができるまで約10年をかけてご両親と一緒に実践してきた暮らしのノウハウを詰め込んだとあるではないですか!?
やはり実家の片づけ、親の暮らしを整えるというのは長期戦のお仕事なのですね。
私はまだオヤカタ(親の家の片づけ)2年目ですので、まだまだ道半ば。
この先10年を見据えながら一歩ずつ進んでいくしかないのだと改めて感じました。
実家の片づけは親子のコミュニケーション
本著から感じるEmiさんの人柄は優しく前向きな女性。
終わりの章ではこんな一言が出てきます。
「まだまだ進行中。でも今感じているのは、これをすべてきっちり片づけ終わることに、少し寂しさも感じるのではないかということ。(中略)実家の片づけは、すっきりさせること、仕組みをつくること、もちろんそうなのですが、何よりも「親子のコミュニケーション」をつくるものなのだと実感しています。」
確かに、私も実家の片づけを通して両親とのコミュニケーションは悲喜交々(ひきこもごも)ありました。
片付けを通して親の知らなかった一面を垣間見たり、本当はこんな風に思っていたんだという本音を知ったり。
私にとって実家の片付けが全て終わる時というのは、両親が二人とも他界し、家も土地も全て売却した後の状態を意味します。
それを考えると、「終わらない片付け」をしている今の状態は幸せなことなのかもしれません。
両親が生きていて、文句をいいながら片付けている今という時が、かけがえのない時間ではないかと思いながら本著を読み終えました。
Emiさんの本が気になる方はこちらから見てみてくださいね。
本日もお読み下さり、ありがとうございました(ー人ー)