こんにちは（＾＿＾）
アラフォーでオヤカタ（親の家の片付け）を始めたパピンです。
先日の物置整理の続編です。
前回までのお話⇒そしてAfter
パピン家の荷物の一部（実家に入りきらない分）を、二つある物置の内の一つに納めることにしたものの、現状では入らないため夫が整理してくれることになりました。
基本的には何も捨てない方向で。
物を右から左に動かしたり、空いているスペースにパズルのように収納したり･･･
この作業は夫じゃないと無理でした。
（少スペースの収納技は私よりも断然夫の方が優れています）
気温が0度に近い中で作業しているため、一度の作業時間は2〜3時間ほど。
夫が休みの度に実家へ行き、先日ようやく作業が終了しました。
これくらいの空間を確保できれば、なんとか荷物が収まりそうです。
それにしても、物を捨てずにここまでスペースを広げた夫に拍手(ﾟ∀ﾟﾉﾉﾞﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
と、
いきなりAfter画像をお見せして今日のブログは終わりなの？
と思われてしまいそうですが、問題はここから始まります。
物と気持ちがつながっている父
この物置、父の実家の敷地にあるものです。
家屋は今年（2019年）の春に解体。
敷地内には物置のみが建っています。
中に納められている品は、祖父が使っていた仕事（大工）道具などが多数ありました。
今回は私たちの荷物収納の都合上、その道具類を左から右へと場所の移動を行いました。
夫は物を大切に扱う人です。
決して乱暴は運び方や置き方はしません。
ところが･･･
作業途中のある日、私たちが自宅へ帰った後に父が物置の様子を見てがっかりしていると母から話がありました。
理由は、祖父の道具を動かしたから。
「え？どういうこと？意味がわからない」
パピン、母に詰め寄ります。
話を聞くと、祖父の道具類は父が自分なりの思い入れを持ってディスプレイ収納していたそうなのです。
（確かに、道具の種類ごとに綺麗に並べられていました）
生前は折り合いの悪かった親子関係でしたが、亡くなった後にわかったことや気づいたことが多くあり、父は祖父に対しての様々な感情（想い）を断ち切れずにいます。
その感情は祖父が残した道具たちにも移され、ひっそりと物置の片隅にしまわれていたのでした。
パ「でも、物置の整理をすることは事前に話してあるし、夫ちゃんは決して他人の物を乱雑に扱うような人じゃないよ？」
母「うん、わかってるよ。それでもちょっとショックだったみたい。」
作業内容をもっと細かく伝えるべきだったのか、事前に動かす物の確認を父に取るべきだったのか･･･
でも、本当に、左から右へ移動しただけだったのに･･･
元々、物への思い入れが薄い私には理解しがたい状況でした。
でも、少なからず父が悲しい思いをしたのであれば謝るしかありません。
話を聞いた後、父の車で作業中の夫を迎えに行くことになり、二人になるチャンスがありました。
パ「おとーさん、おじぃちゃんの道具動かしちゃってごめんね」
父「あぁ、いいんだ。パピンが幸せならそれでいいから」
父の背中はやっぱりしょんぼりしていました。
夫の名言
さて、物置で作業している夫が車に乗りました。
もちろん、父がしょんぼりしている件を夫は知りません。
ですが、乗車するやいなや、夫が祖父の道具を褒め始めました。
夫「いや、それにしてもすごい道具ですね」
父「そうだろう？（＾＾）あれはじーさんがどこそこの云々かんぬん〜･･･」（以下、祖父の思い出が語られる）
なんだかグッドタイミングの夫の会話。
そして、祖父のことが褒められて嬉しそうな父。
とりあえず険悪ムードにはならず良かったと胸をなで下ろし、帰宅後夫にも一連の件を伝えておくことにしました。
「あぁ、やっぱりそうだったか。かなり綺麗に並べられていたから、これは収納しているだけなのかディスプレイなのか迷ったんだよなぁ･･･。整理っていうのはさ、一見物を扱っているように見えて、実は心を扱っている作業なんだよね。だから、他人の物を預かるときは特に注意しなくてはいけないんだけど。お義父さんに悪いことしちゃったなぁ」
こ、こころを扱う作業！？(ﾉﾟοﾟ)ﾉ ｵｵｵｵｫｫｫｫｫｫ-
夫は私よりもずっと、他人の思いに寄り添った片付けをする人でした。
私はまだまだ、精進しなくてはいけないことが沢山ありそうです。
オヤカタ道は難しい！
ご両親のお家の片付けをされる読者の皆さま、パピンのような失敗をせずにどうかお父様・お母様の心に寄り添ったお片付けをしてくださいませ。
本日もお読み下さり、ありがとうございました（ー人ー）
