【終活】去り際が美しかったご婦人の話

【終活】去り際が美しかったご婦人の話 終活

こんにちは(^_^)
アラフォーでオヤカタ(親の家の片付け)を始めたパピンです。

以前、こちらの記事で生前整理を終え、地元の墓じまいをし、更に自分と夫の埋葬を樹木葬として契約を終えたご婦人の記事を書きました。

あれから1年。
闘病の末、年明けにご婦人はこの世を去りました。
去り際も本当に美しい方でした。

今日はこのご婦人Iさんの美しかった去り方を綴りたいと思います。

自分の死期を悟り最後のごあいさつを伝える

そのお手紙が届いたのは、今年の年明け間もない頃でした。

私の母もIさんも携帯電話を所持していましたが、二人の間では連絡のやりとりはもっぱら直筆のお手紙。

互いの思いを伝え合うには、メールという手段ではなく、ゆっくりとした時間で流れていく手紙が性に合っていたのでしょう。

時折届く手紙に、手が不自由になった母も緩やかな時間感覚でお返事。

時々顔を合わせる機会があり、またお手紙でやりとり・・・。
そんな感じで母とIさんの友情関係はつづいていました。

さて、年明けに届いた手紙には、Iさんの直筆でこの2〜3日が山場だということが書かれており、母は心底心配をしていました。

コロナ禍の入院で見舞いの面会も許されず、手紙が届いた数日後、いつもは手紙で返事をする母が珍しくIさんの自宅へ電話をしたのです。

電話にはご主人が出られました。
母がIさんから手紙が届いた旨を伝え、心配しているので様子を聞こうと思った矢先・・・

「え?手紙、もう届いてしまいましたか??」

という返答が返ってきたのです。

Iさんのタイムカプセルレター

いったいどういうことなのか・・・

困惑しながら母が尋ねると、

・Iさんは既にこの世を去ったこと
・葬儀は家族だけで行ったこと
・手紙は自分の死後、初七日が終わってから母に届くように投函して欲しいとご主人に頼んでいたこと

がわかりました。
母に心配をかけたくないと思ったIさんは、自分の死後、既に諸々の儀式が終わり、落ち着いた頃に母に知らせが届くよう手配していたのです。

ところが、Iさんのご主人、恐らく奥様を亡くされて気も動転していたのでしょう。
遺言を忘れて予定よりも早くに投函してしまいました。

よって、初七日が終わるよりも前に母に手紙が届いてしまったのです。

電話を切り、「あの手紙は、さよならの手紙だった・・・」と泣き崩れる母を見て、Iさんの気遣いと、友人を亡くした母の痛みに私も貰い泣きをしてしまいました。

最期の最期まで、相手を思いやり、迷惑をかけたくないという想いに徹していたIさん。

自分もそんな生き方をして人生の終わりを迎えることができるだろうか。
簡単そうに見えても、それを実行に移せるかどうかは老いてみないとわかりません。
恥ずかしいくらい悪あがきをしてしまう最期かもしれない。
そんな時、Iさんのことを思い出せるよう、ブログの記事として残したいと思いました。

Iさんのご冥福をお祈りいたします。

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