【その他】暮らしをダウンサイズするタイミング

スポンサーリンク
片付けノウハウ

こんにちは(^_^)
アラフォーでオヤカタ(親の家の片付け)を始めたパピンです。
一軒家を片付けているとふと思うことの一つが「片付けるタイミング」についてです。
今日は暮らしを小さくする時期についてのお話です。

定期的な引っ越しが無い限り一軒家の片付けは難しい

転勤の多いお仕事をされている方のお家は片付いている家が多い…というのが私の印象です。
それは、定期的に物を移動せざるを得ないタイミングがあるからでしょう。
全ての物に手を触れる瞬間があり、荷造りの際に取捨選択をする機会があるためです。

一方実家の整理をしていると、何十年も開けられていない箱に遭遇する機会がとても多くて驚きます。
仕舞われたまま忘れられ、そこにあるのが当たり前になり、物の上に更に物が重なり、同じ用途の物が幾つも出てきたりするのです。

「仕舞う場所があるから片付かない」

実家が片付かない理由はこれに尽きます。
収納できる場所がありすぎるのです。

また、持ち家の場合は引っ越しのような大きな移動が家が建ってしまった後はほとんどないに等しいので、住んでいる年数分荷物が蓄積していく傾向にあります。

年老いてからの引越しは大変〜身近に拝見した2件の事例

・隣家のNさんの場合
以前パピン家が住んでいた家のお隣さんは70代のご夫婦二人暮らしでした。
3LDKの一軒家。
住み始めてから16年程経った頃、事情があり引っ越すことになりました。
引っ越し先は車で2時間弱の場所。
荷物は少しずつ自宅を片付けながら自分たちで運ぶという方法を選んだようです。
春先に作業を始められたご夫婦が引っ越しを終えたのは晩秋の頃でした。
「16年の間に増えた荷物を片付けるのがとにかく大変」と奥様がおっしゃっていたのが印象に残っています。

・近所の汚屋敷の場合
現在の社宅に引っ越してから、ご近所にゴミと思われる品が散乱しているお宅があることに気づきました。
知人に聞いたところ、周辺住民には有名なゴミ屋敷とのこと。
80代くらいの女性の一人暮らしでした。
が、今年の春からお役所の人や業者の人など明らかに家族ではない人の出入りが始まりました。
様子を伺っていると家の片付けが始まったよう。
2トントラックが横付けされて、ゴミ処理場にある大きな袋に不用品が入れられ何度も運ばれている姿が見られました。
この家のおばあさんは、毎日毎日何かの片付けをしていました。
春から始まった作業も気づけば11月。
家の周辺もすっかり片付き、おばあさんは引っ越しをしたようです。

どちらのお宅も全ての片付けを終えるまで3シーズンが過ぎています。
年を取ってからの引越しがいかに大変か、身近に感じた出来事でした。

老前整理は40代からコツコツと

整理整頓好きな私が「老前整理」という言葉を初めて知ったのは5年くらい前でしょうか。
関係書籍も何冊か読んでみましたが、全体的なイメージとして「定年を迎えるくらいの年齢の方が元気なうちに始める整理」という印象がありました。
でも、60代になってからでは遅いと思うのです。
実家を片付けながら、今ですら結構な体力を使っているのに、これが60代になった自分だったらできるだろうか?と考えずにはいられません。

実家への引越しに向けての準備が少しずつ始まる中、夫がふと言いました。

「定年まで働いて、その後社宅を出るためにどこかへ引っ越さなければならないことを考えたら、今(40代)のタイミングで引っ越しできることはいい機会かもしれない」

しかも、引っ越し先は今よりももっと狭い場所です。
私たち夫婦は強制的に暮らしのダウンサイズを行わなければならない状況にあります。
これもまた良い機会なのでしょう。
40代で暮らしを小さくしておけば、この先荷物が増えるとしてもたかが知れています。

小さな暮らしをしていれば、いつかまた違う土地へ移住することになったとしても、体力の衰えを物の少なさがカバーしてくれるかもしれません。
年を取るほど身軽に。
いつも胸に留め置いているパピンです。

本日もお読みくださり、ありがとうございました(ー人ー)

片付けノウハウ
スポンサーリンク