【家全体】部屋と人の心はつながっている〜扉の前に物を置く行動について考えたこと

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片付けノウハウ

こんにちは(^_^)
アラフォーでオヤカタ(親の家の片付け)を始めたパピンです。

普段無意識に行っている行動が実は小さなストレスにつながっている・・・
そんな経験はありませんか?
その小さな行動を改善するだけで日々の生活が暮らしやすくなるのなら、ぜひ見直したいものです。

半年以上オヤカタに励んで来た身にも関わらず、実は夫から指摘されるまで気づかなかったことがあります。
今日はプチストレスまみれの実家の姿から考えた部屋と人の心のお話・・・

扉の前に物が置かれる実家

扉と一言で言っても、玄関ドアや、部屋を行き来する際の間仕切りのドアなどの大きい扉の話ではありません。
大きな扉がふさがれていれば、誰もが導線の邪魔になることに気づきます。
今日のお話は小さな扉について・・・

お正月帰省から自宅に戻った夫がふと言いました。

「パピンちゃんの実家ってさ、普段よく使う収納とか食器棚とかの前に必ず物が置いてあって使いづらいよね」

言われてみると、リビングの出窓下の収納の前にはロッキングチェアーと、キャスター付きの台に乗せられた観葉植物。
この二つをよけないと収納棚の扉は開きません。

そして、ダイニングにある大型の食器棚とガラスキャビネットは、ダイニングテーブルにふさがれており、ちょっと身をよじらないと扉の開け閉めが出来ない状況。

玄関に作り付けの下駄箱の扉の前には、飾り物が好きな母が置いた陶器の小物のせいで、もはや誰も開けることはしません。

脱衣所の収納棚に関しては、扉までたどり着くのが困難なほど掃除機や洗濯かご等の雑多な物に阻まれているのです。

夫「物置の片づけをしていた時も同じ状態でね。収納棚があるのに、それの前に色んな物があって、扉が開かないんだよ。で、全部よけて扉を開けたら中はすっからかんだった。」

私にとってはあまりにも見慣れた風景になりすぎており、考えたことすらなかったこれらの事象。
確かに、全ての扉の前がオープンスペースであればどんなに使い勝手が良いことでしょう。
オヤカタの鬼と化していたにも関わらず、こんな初歩的なことにも気づかなかったとは・・・orz
夫からの指摘に絶句する瞬間でした。

過去の間取りと家具の配置を思い出すと全てはオープンだった

さて、この状態になったのはいつからなのでしょうか。
記憶をたどっていくと、リフォーム前の部屋までさかのぼります。
リフォームをしたのは約20年前。
当時の実家にも現在の食器棚やガラスキャビネットは存在していましたが、そのどれもが使いやすい状態でした。
玄関の下駄箱も、当時の母の部屋の収納庫の扉も、全てがオープン。
使いづらさを感じたことはなかったように思います。

リフォームをした頃の母は50代半ば。
来たるべき老後に備えてのリフォームだったと記憶しています。
が、母の仕事が多忙を極めてきたのもその頃でした。
離れて暮らしていた当時、時折電話をかけると常に仕事の愚痴が漏れていた頃。
あまりにも辛そうな姿に、「もう辞めれば?」と何度も口にしたのを覚えています。
が、母が返すのはいつも、
「疲れたわ。でも頑張らなくちゃ。他にやる人がいないんだもの。」
という言葉。

出かけることが大好きだった母があまり遠出をしなくなり、頻繁に疲労を訴えるようになったのは60代半ば頃。
もう、その頃の実家の扉という扉の前にはあらゆる物が置かれていたのでした。

部屋とつながっている住んでいる人の心理状態

ブログを書くにあたり、昔の家のことをあれこれと思い出して気づいたことがあります。
それは、家の窓や扉は外の世界と唯一つながっている場所だということ。

家具の配置の変遷を思い出していくと、開け閉めがしやすかった窓もいつの間にか物が置かれて手が届かなくなっている場所がいくつかありました。
(これからパピン家が引っ越す2階の窓はもう何年も明けられていない場所もありました)

外の世界とつながっている場所を物がふさいでいる。
風水などには詳しくないパピンですが、なんとなく良くない状態であることはわかります。
そして、母が家にこもりがちになってきた時期と窓や扉が物でふさがれ始めた時期がほぼ同じ頃ではないかということも…。

今の実家の状態は両親の姿そのもの??

病気が原因で気力を失いつつある母と、母の介護と慣れない家事で疲れている父。
パピン家が実家に引っ越すことで少しは二人を助けることが出来るけれど、それはあくまでも対処療法にしか過ぎません。

なるべくしてなった部屋の状態が今の姿なのだとしたら、逆に部屋を改善していくことで両親の気持ちの無意識下にあるストレスを改善することができるかもしれない・・・
オヤカタにそこまでの力があるのかどうかは未知ですが、「暮らしやすさ」「使いやすさ」を前提に今後の作業を進めていきたいと思っています。

本日もお読み下さり、ありがとうございました(ー人ー)