こんにちは^-^
アラフォーでオヤカタ(親の家の片付け)をはじめたパピンです。
カオス納戸の片づけをようやく終えた前回の記事はコチラ↓

改めて実家の間取りをご紹介
納戸整理にとても時間がかかりました。
記事数にすると1週間くらいの出来事にまとめていますが、実際は自宅と実家を頻繁に行き来するのが難しい場所に住んでいるため、時間軸では1か月ほどかかっています。
やっと終わった…
と、家全体で振り返ってみますと、このような感じ。

素人画ですので、正確ではありませんが実家全体はこんなイメージです。
え!?この狭い場所に1か月!?
自分でも驚いています。
この先残されている場所のことを考えると、あと何年、いや十数年かかるのだろうか…と震えずにはいられません。
押入れという見えない世界への扉
ともあれ、手を動かしていればきっといつかは終わると信じて、次に着手したのは母の寝室にある押入れです。
元々母からこの押入れの整理もしたいと事前に言われていた場所でした。
体が不自由になり、天袋の棚に置いた物の出し入れが出来なくなってきたためです。
使っていない寝具なども整理したいということでした。
ここの押入れは、リフォームをした際にあえて深い奥行に作り替えた場所です。
当時の母としては、布団を縦置きにして入れることで、寝具の収納力アップを考えてこのような造りにしたとのこと。
ですが、高齢化した今となってはこの奥行こそが問題。
深すぎて奥まで手が届かないのです。
つくづく家作りって難しいなと感じます。
今を優先すると、未来が使いづらい。
未来を優先すると、今が不自由。
寝具類は割とすぐに片付けられそうだと判断し、まずは下段の溢れ出る引出しからスタートしようと決めました。
便利な家具も相性良し悪し
この引出しは、父の下着類が入っています。
なぜかいつ見てもどの段の引出しも中途半端に閉まっていないのです。
不思議だなぁと思いながら、一つ引出しを引いてみると、なんと奥にももう一つ引出しがある!
この家具は、手前と奥の引出を入れ替えることで衣替えが楽にできるという収納ケースだったのです。(計6つの引出ケースが入っています)
奥のケースがレールから外れていたのが原因で手前のケースが奥に入りきらないのが引出しの閉まらない原因でした。
とても便利そうな衣類収納ケースですが、そもそも母って衣替えをちゃんとするタイプだったかしら・・・?という疑問がふわり。
いや、そんな丁寧なことをしている姿、見た記憶がありません。
手前のケースを出さないと奥の引出しも出せないため、ほぼ奥のケースの物は死蔵品になっていました。

Point~便利収納も使う人の性格によっては便利に使えない
奥のケースはもう使わないと決めて、3段の内2段は空の状態に。
残り1段は父の着物が入っており、それは処分したくないというので残すことにしました。
下着類も精査したことで引出がちゃんと閉まるように…。
本当はケース3つ分に減らして、使いづらい収納棚そのものも処分したいのですが、当面はこれで様子をみることにします。
きっとこの家具を購入した時は、母もやる気だったんだろうなぁとか、実際にはちゃんと活用していたのかもしれないなぁと色々思いを巡らせながら整理を進めました。
それでも、やはり今の生活スタイルには合わなくなってしまった。
その時点で、この家具の寿命はもう尽きてしまったのかもしれません。
成仏させてあげるまでは、もう少し時間がかかりそうですが、他の場所が片付いてきたらもう一度見直しをしたい部分です。
この日処分したもの
・変色した長袖肌着
・父が入院時に使用していた腹帯(びりびりに破れあり)
・着圧靴下(同じく入院時使用)
・一度しか履いていないけど父が気に入らなかったボクサーパンツタイプの下着
・古いランニングシャツ
・古いハンカチ
・母の古くなったバスローブ
・穴が開いて汚れもある肌襦袢
・オーダーワイシャツのハギレ
30リットルのゴミ袋1つ分程度になりました。
捨てられない父を説得
整理中に父が様子を見に来ました。
見えない引出しの存在にまったく気づいていなかったのに、ゴミ袋に自分の下着が入れられているのを発見して少し気分を害した様子。
「俺が生きているのに、形見分けか!?」と怒鳴ります。
下着なんか形見分けでもらっても雑巾にするしか使い道がありません…。
生きているからこそ整理するんだよ、暮らしやすくするために!と私。
何があるかわからなくて、
探し物が出てこなくて、
持っているのに買いに行くという行動を辞めるために整理しているんだよ!
そんな風に説明して少しは納得した様子でした。
父が怒り出すと、母は説明するのも億劫になってしまうので、第三者の私が介入するのが我が家の片付けでは良いようです。
Before⇒After
元々母がこの場所も整理したいと言っていたのですが、いざ始めると気乗りしなくなってしまったのか、終始捨てたくないモード。
そんな母の顔を見ていると私もやる気がそがれてしまって、この日は収納ケースの整理だけで終了しました。
遅々とした歩みですが、無理矢理進めるものでもないので、こういう日があってもいいかなと思っています。

引出しがちゃんと閉まりました。

Point~年老いてからの奥行きのある収納は使えない。浅い、見やすい、取りやすい、ワンアクションで済むことが何よりも大事。
今日もお読み下さり、ありがとうございました(-人ー)