【親の代わりに終活】財産の把握・整理を行う

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【親の代わりに終活】財産の把握・整理を行う 終活

約1ヶ月の入院を経た後、母は施設へ入所となりました。
状況が少しずつ変わってきたため、父に遺言書の書き直しを依頼。

本日の記事は、親の代わりに財産を洗い出してみた結果、「介護負担を担っている自分の相続が少ない」ことに気づいたというお話です。

こういうモヤっとした状況に陥っている家族の方、多いのではないでしょうか・・・

父に遺言書を書き直してもらう

数年前、大病を患った際に父が書いた遺言書から家族の状況がかなり変わりました。

父と母、今はどちらが先に逝ってもおかしくない状況になり、このままでは以前の遺言書通りにはいかない可能性が出てきたため、父に遺言書の書き直しを依頼。

父も納得の上で書き直しが始まりました。

ざっくりまとめると、我が家の財産は以下の通り。

・現金、預貯金はほぼなし(年金を毎月使い切る生活で預貯金も無し)
・死亡時の生命保険なし(父は生命保険嫌い)
・土地・家屋の不動産のみ

まだ遺言書は書いている最中ですが、父から聞いたところ私と兄の資産と負債は以下です。

金額金額
土地1を相続+500万円土地2・3と家屋1・2を相続+960万円
家屋解体費用負担なし0円家屋解体費用負担ありー335万円
小さな物置のみ処分家屋2軒分と2階建て物置を処分
父亡き後の墓守を10年間行う(霊園維持管理料+檀家料+お布施)ー17万円母の介護・看取りを行う(父他界後10年生存した場合の施設入所費用)ー1200万円
後継がいなければ墓終いをするー50〜100万円父の葬儀の際の香典の残りを家の処分費用に充てる

固定資産税評価額から売却相場を計算する

現金・預貯金がほぼ無い両親の資産は不動産のみです。
毎年届く固定資産税の帳票を見ると評価額が載っているため、それを元に売却相場を計算すると、我が家の不動産価格は以下の通りです。

種別売却価格目安(相場)
土地1¥5,331,455
土地2¥2,796,171
土地3¥3,452,914
家屋1¥2,780,154
家屋2¥581,741
合計¥14,942,435

土地2、3は現在の自宅が建っている場所です。
土地1は2・3よりも坪数が少ないのですが、かなり良い立地にあるため、評価額上は同等の価値があります。

相続が平等かチェックする

両親が双方他界した後、私たち家族はこの家に住みつづけるかどうかはわかりません。
(夫の仕事の都合で引っ越す可能性あり)

不動産を更地にして売却することを前提として考えた場合、兄が相続する分は家屋解体費用は含まれませんが、私が相続する際には自宅(家屋1)と事務所(家屋2)と、でかい物置を解体する費用が発生します。

この時点で既にフェアではありません。
プラスして、父が先に逝くことを前提とした遺言書ですから、母は生きているということを考えると、その後の介護負担は全て私にかかってきます。

施設の入所費用を母の年金と遺族厚生年金で賄っていくのはかなりギリギリのライン。
足りない分は私たち家族が負担することになるでしょう。

兄にとっては継母にあたるため、それも仕方のないこととは思いつつも、入院前の在宅介護期間の負担などを思い返しても、入退院や施設入所の準備や手続き負担などにしても、ちょっと荷が重すぎやしないかと思うのです。

そして、今現在父の生活の世話をしているのは私ですから、尚のこと平等な遺産配分とは思えません。
兄は遠方に住みながら、1年に1回ほど父に会いに訪れ(滞在は1泊)、それで500万円分の不動産を貰うのですから、超絶らくな親孝行です。(←イヤミ・・・笑)

参考までに、家の解体費用相場は以下の通り。
2階建の場合の坪単価はもう少しかかるようです。

・木造  坪3〜4万円
・鉄骨造 坪5〜6万円
・R C造 坪7〜8万円

参考:家の解体費用相場

遺産相続が平等になるような策を考える

不平等な遺産相続がわかったところで、いかにして平等にできるのかは考え中です。

少額ではあれど、自宅の不用品をコツコツと売り続けて貯めていくという方法もありますが、フリマサイトへの出品の手間やらリサイクルショップへの持ち込みの労力がかかります。

母の介護費用がこの先どのくらいかかるかは未知です。
そのため、土地1を父が生きている間に売却してもらい、そのお金を介護費用にあててもらえないかも提案してみましたが、父はうなずきません。

土地1がなくなれば、残った土地2と家屋を解体、売却した際の費用や資金を兄と半分こして少しは平等間も増すのですが・・・

中々思うようにはいかないのが現実。
ですが、早い段階で親の資産の把握・整理を行えたことは私にとって有益なことだったと感じています。

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