【1F納戸_DAY3】老化により使われない道具たちの行く末

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Before×After

こんにちは^-^
アラフォーでオヤカタ(親の家の片付け)をはじめたパピンです。
冷凍庫から大量の保冷剤を掘り出し、食品が入るようになった前回記事はコチラ↓

【1F台所】冷凍庫整理~老いと共に時が止まる場所
実家の冷凍庫を圧迫していた正体はなんと32個の保冷剤でした。

再び納戸整理に戻ります。今日は台所つながりで道具のお話をしたいと思います。

料理が不得手ゆえに良い道具が集まる!?

母は結婚するまで料理が全くできない女性でした。
それは母の母(私の祖母)が、「女は結婚したら一生料理を作り続けなければいけないんだから、今やる必要はない」と母を甘やかしたから…笑。
結婚が決まった時、卵焼きの作り方だけ妹に教わり、また私の父が言った「料理が出来ないことは問題ではないです。綺麗にして座っていればいいんですから。」という、夢のようなセリフを信じて嫁いでいきました。
もちろん実際の結婚生活でそんなことがまかり通るはずもなく、また当時は来客も非常に多い家だったため、出来なくてもやらなくてはいけない状況から少しずつ上達していきました。
そんな母ですから、便利な道具にはとても弱いのです。
そして、「使うなら良い物がいい!」というこだわりも人一倍。
納戸の棚には、そんな良い道具たちが使われずに収納されていました。

Point~良い道具も使わなければただのガラクタ

処分せずに救う方向で整理整頓

このご時世、捨てるのにもお金がかかりますし、何よりも使えるものを捨てることには30代の私ですら罪悪感を覚えます。
また、処分して目の前から見えなくなったとしても、それはゴミとして別な場所に移動しただけ。
出来る限りゴミは出したくないというのが私の方針です。
そこで、道具類に関しては以下3つの方向で整理をはじめました。

  1. 私が受け継いで自宅で使用する
  2. メルカリで販売
  3. リサイクルショップに売却
    (②と③は、お金にするのが目的ではなく、使いたい誰かの元へ行って欲しいというのが一番の目的です)
  4. 実家台所に復活
  5. ①~④でもダメなものは処分

Point~物の行先を明確に決める(自分に合ったやり方で)

リユースの方法は色々あると思います。
フリーマーケットが好きな方でしたら、顔の見える直接販売もあるでしょうし、寄付をしたりバザーに出したり、最近はジモティーという選択も増えているようです。

私は今回自分の中で面倒に感じない方法を選びました。
生活に合ったやり方で進めると片付けのストレスも軽減されると思います。

実際何をどうしたのか?

では、具体的に納戸から発掘された物はどうなったのかというと…

①私が持ち帰って使用することにしたもの
・大きなすり鉢⇒夫がずっと欲しがっていたので、これを機に購入はせず実家の物を貰うことにしました。
実は大きなすり鉢は二つ発掘されたのですが、もう一つは壊れた植木鉢の代わりとして庭で使用することにしました。
なぜ二つもすり鉢があるのか母には記憶がなく、今は手のひらサイズの小さい鉢でゴマなどをすっているので不要とのことでした。

②メルカリで売れたもの
・キャベツ専用ののじピーラー⇒400円でご購入いただきました。

③リサイクルショップに売ったもの
タミさんのパン焼き器⇒南部鉄器で出来た鍋型パン焼き器。友人に勧められて通販で購入したそうですが、一度使用したのみでした。
説明書をちらりと拝見しましたが、恐らく母にはこのお鍋でパンを焼く行程が面倒に感じられたのだと思います。

・アサヒ軽金属パーティパン(フライパン)セットの片方⇒セット売りを購入したものの、片方は使われずに放置されていたため。

④実家台所に復活したもの
・柳宗理の方手鍋型フライパン⇒ほこりまみれのプチプチ梱包材が入った段ボールの中に投げ捨てられるように埋もれた状態で発見。
母も「なんでこんなところに?」と不思議顔。
・素焼きのリンゴ焼き器(アップルベーカー)⇒リンゴが好きな母。いつ購入したのかは不明ですが、まだ一度も使用したことがないそう。でも、いつか使いたいと思っているとのことなので復活。

⑤処分したもの
万古焼のご飯炊き用土鍋⇒欠けがあるためリサイクルショップには売れず、これからも使用予定が無いということで処分。

すり鉢、ご飯鍋、パン焼き鍋などは、とても重い道具です。
どちらも年を取ってからは重たくて使えません。
「若かった頃は、道具が重くて使えなくなる日が来るなんて想像もしてなかった」と母。
そうなんです。
私も現在、出産祝いで頂いた鋳物のお鍋をたまに使用していますが、本当に重たい。
自然と使用頻度も少なくなってしまう道具の一つです。
最近はごはん茶碗ですら重たく感じるので、いずれ漆器にしたいと考えているところです。
(11キロの子供を片手で抱っこする毎日なのに、なぜでしょうか…?)

Point~自分の体の変化に忠実に、暮らしのアップデートをする

こうして振り返ると、暮らしの道具とのお付き合いは永遠ではないのだなと感じます。
「一生物だから」と奮発して購入しても、道具は壊れずとも自分の体の方が壊れていくという発想は私にはありませんでした。
年老いて行く親の姿を目の当たりにするのは辛いことですが、ちゃんと見つめることで自分が年老いた時にどうするべきかを毎度学ばせて貰っています。

↓相変わらず劇的変化に乏しいAfter画像
大きな道具類が少し減ったことで、ほんの少しだけすっきりしてきました。

見えなかった奥の壁が見えてきました。

この死角になった暗がりの段ボールの中から柳宗理の方手鍋を発掘。

今日もお読み下さり、ありがとうございました(-人ー)