こんにちは^-^
アラフォーでオヤカタ(親の家の片付け)をはじめたパピンです。
大量の粉物を処分することになった納戸の片付け2日目。
前回記事はコチラ↓

食品ロスつながりで、今日は実家の冷蔵庫(冷凍庫)のお話をしたいと思います。
実家の冷蔵庫今昔
現在実家で使用されている冷蔵庫はかれこれ15年くらいは経っているかと思います。
(記憶は定かではありませんが)
高校を卒業して実家を出た私が帰省するタイミングは、大型連休の時くらい。
飛行機で帰省しなければならない場所に住んでいたため、年に数回帰るのがやっとでした。
たまに帰ると、母の「今日は何食べる?」「あれ買っておいたよ」「これ作ってあるよ」と、子供を心配する母親ならではの会話がありました。
冷蔵庫はいつ開けても「何か美味しそうなもの」が入っている場所だったのです。
様子が変わってきたと感じたのはいつの頃からだったでしょうか。
食品の出し入れが頻繁に行われていないような空気感。
同じタッパーがずっと鎮座し、奥の方が全く見えないほど物がギュウギュウに詰め込まれ、掃除も行き届いていないような状況になっていました。

Point~冷蔵庫の中の様子が親の体調の良し悪しの目安になる
冷蔵庫の様子が変わり始めた頃は母もまだ元気でした。
一見すると変わっていないように見えても、「小さな変化は日常の中に常にある」ということに気づきました。
やけに狭い冷凍庫…その正体は!?
食品ロス対策として、冷凍庫をもっと活用すれば良いのではないかと考えた私。
実家の冷凍庫は外扉を開くと、3段ほどの引出に分かれています。
収納量としてもまずまずの量です。
まずまずの量の割に、なぜか収納している食品が少ないように感じる。
不思議に思いながらも整理スタートです。
三段の引出をざっと開けて中を除きその理由がわかりました。
どの段にも同じものが大量に散らばっている…そう、保冷剤です。
心配性が招く収集癖
冷凍庫内のすべての引出しに散らばっている保冷剤を集めると、小さい物(ケーキを買うとついてくるタイプ)だけで32個もありました。
なんと冷凍庫の1/3を保冷剤が占拠していたのです(T_T)
母に聞くと、
「お父さんが熱を出したら使うから必要なの!」
とのこと。
確かに、父は大病を患ってから時々突発性の高熱をよく出すようになりました。
でも、一度に32個は使いませんし、使う時はもっと大きいサイズの物を頭の下に当てるように使っているのです。
「こんなに沢山無くても大丈夫だよ」「また、ケーキを買ったら新しい物がついてくるよ」と私が言っても、
「いや、やっぱり必要」というやり取りの繰り返し。
せめて綺麗な物だけ残そうと私が仕分けを始めた頃、やっとあきらめたように「もういいよ、処分して。」と、半ば投げやりな返事が返ってきました。
そして小さいサイズを半分程処分。
母はストックがないと不安になる性分なのですが、年齢を重ねて更にその気質が増しているように感じた出来事でした。

Point~お互いの折衷案をすり合わせる。
あの時、母に気持ち良く保冷剤を処分する気持ちになってもらうにはどうしたらよかったのか、未だにわからずにいます…;
この日処分したもの
- 先に上げた大量の保冷剤(^^;)
- 賞味期限の切れた瓶詰タラコ(とても美味しそうでした。無念)
- 誰かから手作りで貰った紅茶煮のチャーシュー(貰った記憶も無く、ジップロックの中身も記憶無く、冷凍庫の中にいつからあったのかもわからないというツワモノ)
- 4年前の紅生姜(これは冷蔵庫内で発見。未開封のまま使われずに4年も居られました。泣。)

Point~冷凍庫に入れて安心してはいけない。記憶は薄れる。美味しい物は美味しく記憶のあるうちに…。
こちらは参考にさせて頂いているブログです↓

この中の記事で、
老いてくるとある時点で時間がピタッと止まる。物が動かなくなる。
という文章を読んでハッとさせられました。
我が家もまさにその通り。
納戸の乾物が11年前の賞味期限切れが沢山出てきているということは、そこから我が家の時が何かしらの理由で止まっていたのでしょう。
冷蔵庫もまた然りです。
行雲流水。行く雲のように、流れる水のように、絶えず動きのある場所にしていきたいと思っています。
今日もお読み下さり、ありがとうございました(-人ー)